南大隅町立 辺塚小学校跡|芝生の校庭とかわいらしい校舎が残る廃校

鹿児島県南大隅町佐多の「南大隅町立 辺塚小学校跡」へ行ってきました。

佐多岬方面から少し外れた辺塚地区にある学校跡です。

辺塚小学校は2009年(平成21年)に休校となり、その後、2013年(平成25年)3月31日に佐多小学校へ統合されて閉校しました。

今回訪れたときには、校舎や体育館、閉校記念碑などが残っていました。

ペンションみたいなかわいらしい校舎

辺塚小学校の校門、辺塚小学校の校銘板が残っている

まずは校門。

門柱には「辺塚小学校」の校銘板が残っています。

辺塚小学校の校舎

門を入ると、その先に芝生の敷地が広がり、奥には校舎があります。

これがなかなかかわいらしい。

学校というより、どこかペンションのような雰囲気があります。

辺塚小学校校舎の正面

正面から見ると、さらにその印象が強くなります。

辺塚の自然の中に建っていることもあって、学校跡というより小さなリゾート施設のようにも見えます。

町の施設台帳によると、この校舎は1999年(平成11年)に建てられたもの。閉校した学校としては、比較的新しい校舎です。

校門を入ってすぐに閉校記念碑

辺塚小学校の閉校記念碑

校門から入ってすぐのところには、辺塚小学校の閉校記念碑があります。

これまで佐多地区の大泊小学校、竹之浦小学校、郡小学校、大中尾小学校などを見てきましたが、やはりここにも見覚えのある形の記念碑。

南大隅の小学校跡でよく見るタイプです。

佐多地区の6校が2013年に佐多小学校へ統合されているので、これらの閉校記念碑が同じようなデザインになっているのも納得できます。

校庭は別の場所にあった

校庭へ入る門。門柱にも辺塚小学校の校銘板

最初は、校舎前に広がる芝生の敷地がそのまま校庭なのかと思っていました。

ところが、別の場所(ほぼ隣ですが)に校庭があり、そこへ入るところにも門があります。

なんと、こちらの門柱にも「辺塚小学校」の校銘板が残っています。

一つの学校に二つの門。

しかも、どちらにも学校名が残っているのがちょっと面白いです。

芝生の校庭と体育館

芝生敷きの校庭と体育館

校庭は一面の芝生。

その先には体育館があります。

こちらもかなりきれいに保たれています。

閉校した学校の校庭というと、草が伸び放題になっているところも珍しくありませんが、ここはそんな感じがありません。

現在どのように使われているのかは分かりませが、きちんと管理されているように見えました。

町の施設台帳でも、旧辺塚小学校には校舎だけでなく、1982年(昭和57年)築の屋内運動場などが記録されています。

プール跡はまさかの沼

水草や藻で覆われたプール跡

学校跡で見つけたプール跡ですが…。

プールだったモノ?

これはもうプールというより、沼か湿地って表現があう、自然のビオトープになっていました(笑)。

水草や藻がかなり繁殖していて、水面はほぼ見えないうえに、近づくと異臭。

閉校後は使われなくなり、今ではこんな姿になっています。

芝生の校庭や校舎が比較的きれいに保たれているだけに、このプール跡の変化は余計に目立ちました。

通学路には辺塚中学校の跡碑

辺塚中学校の閉校記念碑

小学校跡へ続く道、かつての通学路と思われる道の脇道に、もう一つ石碑があります。

そこに刻まれているのが、

「辺塚中学校跡」

小学校の閉校記念碑とは、ちょっと形が違います。

辺塚小学校と辺塚中学校が同じ敷地に併設されていたのか、それとも隣接していたのかまでは確認できませんでした。

なので、ここでは「辺塚中学校の跡を示す碑が残っている」としておきます。

佐多地区では大中尾小学校や竹之浦小学校のように、小学校と中学校が同じ敷地にあった場所もありました。

辺塚についても、学校の配置や変遷を調べてみると面白そうです。

辺塚小学校とは

辺塚小学校は、佐多地区にあった小学校の一つです。

2009年(平成21年)に休校となり、2013年(平成25年)3月31日に佐多小学校へ統合されて正式に閉校しました。

2013年の統合では、佐多小学校、大泊小学校、竹之浦小学校、郡小学校、大中尾小学校、辺塚小学校の6校が統合されています。

現在の佐多小学校は、これら佐多地区の小学校の歴史を引き継いでいます。

辺塚小学校の特徴は、やはりこの立地。

佐多の中でもかなり山深く、海にも近い辺塚地区にあり、ここで暮らす子どもたちにとっては地域の中心となる学校だったのでしょう。

閉校後も残る学校跡

辺塚小学校は2013年に正式に閉校しましたが、校舎や体育館などは現在も残っています。

南大隅町の施設台帳にも「旧辺塚小学校」として校舎や体育館などが掲載されています。

また、町議会の記録では、閉校後の旧辺塚小学校の教室などを地区社会福祉協議会のデイサービスセンターやホームヘルパーステーションとして利用する構想も示されていました。

訪問したときも、校舎や芝生の状態を見ると、完全に放置された廃校という感じではありませんでした。

一方で、プールは水草や藻に覆われ、すっかり別の姿に。

同じ学校跡の中でも、場所によって時間の流れ方が違うように見えるのが面白いところです。

かわいらしい校舎が残る辺塚小学校跡

辺塚小学校跡は、荒れ果てた廃校というより、きれいな芝生とかわいらしい校舎が印象に残る学校跡でした。

少し離れた場所には辺塚中学校の跡を伝える石碑も残っています。

突然の閉校からではなく2009年に休校となってから、2013年に正式に閉校した辺塚小学校。

佐多岬方面へ向かうなら、少し寄り道して訪れてみてもいいかも知れません。

訪問日:2021年10月

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