鹿児島県南大隅町の佐多岬へ行ってきました。
佐多岬に来るのは実は今回が初めてではありません。
高校生の頃、まだ佐多岬ロードパークが有料だった時代に、原付のスクーターで一度来たことがあります。
当時はお金もなく、佐多岬まで来たものの、その先へ進むためのトンネルを通ることができず、結局引き返したという思い出があります(笑)。
それからかなり年月が経ち、佐多岬ロードパークも無料に。
今回は無料になってから初めて、改めて佐多岬まで行ってみました。
佐多岬ロードパークを走って佐多岬へ
佐多岬へ向かうには、南大隅町から佐多岬ロードパークを通って進んでいきます。
この道路は、鹿児島県内で交通事業や観光事業などを手掛けてきた岩崎産業によって、佐多岬の観光開発を目的として整備された道路です。
以前は有料道路だったため、佐多岬へ行くにも通行料金が必要でした。
高校生の頃に原付で訪れたときは、道路の舗装がかなり傷んでいた記憶があります。
当時は「観光地へ向かう道路なのに、結構ボロボロだな……」と思いながら走っていたような。
その後、道路の管理は南大隅町へ移り、現在は無料で通行できるようになっています。
有料だった頃以来、久しぶりに走ってみると、なんだか昔の記憶と現在の佐多岬がつながるような感じがしました。
佐多岬公園に到着

佐多岬ロードパークを走り抜けその先の佐多岬公園へ。
ここには「北緯31度線」のモニュメントがあります。
南大隅町は「北緯31度線のまち」として知られていて、ここまで来るといよいよ本土最南端まで来たという感じがします。
佐多岬展望台へ向かう場合も、この佐多岬公園の駐車場を利用します。
駐車場の真ん中に巨大なガジュマル

駐車場の真ん中に、かなり立派なガジュマルの木があります。
枝から垂れ下がった気根が地面へ伸びていて、南国らしい姿。
佐多岬周辺はソテツやガジュマルなどの亜熱帯植物が多く、普通の観光地とはちょっと違った雰囲気があります。
ちなみに高校生の頃に来たときは、佐多岬へ向かう途中で猿を結構見かけた記憶があります。
今回は……猿には一匹も会えませんでした。
まあ、毎回会えるものでもないですね(笑)。
佐多岬展望台へ続くトンネル

駐車場の先には案内所とトンネルがあります。
このトンネルから先は徒歩で進みます。
佐多岬展望台や御崎神社へ向かうには、このトンネルを通って遊歩道を進んでいきます。
実はこのトンネルも、かつて佐多岬ロードパークが有料だった時代には通行料金が必要でした。
高校生の頃はここまで来たものの、
「お金ないし……」
ということでトンネルを通らず、そのまま引き返しました(笑)。
せっかく本土最南端まで来たのに、最南端の景色を見ずに帰るという、今考えるとなかなかもったいないことをしています。
ここから先が本当の佐多岬

駐車場から山の上を見ると、佐多岬展望台が見えます。
あそこまで歩いていくわけですが、駐車場から展望台までは、勾配のある細い道をしばらく歩くことになります。
距離としては約1kmほど。
駐車場から展望台が見えているので、
「すぐそこじゃん」
と思ってしまいますが、実際にはそれなりに歩きます。
日本最南端到達証明書も駐車場の案内所で発行してもらえるので、ここまで来て満足して引き返す人がいるというのも、なんとなく分かる気がします(笑)。
案内所では最南端到達証明書も
駐車場の先にある案内所は売店になっていて、絵はがきなどのお土産のほか、ご当地ソフトの塩ソフトクリームも販売されています。
そしてここでは、日本最南端到達証明書も発行してもらえます。
営業時間は9:00~17:00。
「本土最南端まで来た」という記念になるので、こういうものが好きな人にはちょっと嬉しいかも。
昔は駐車場に、灯台をモチーフにした「日本最南端の電話ボックス」があった記憶があり、今回ちょっと探してみました。
……が、現在は撤去されてしまったようです。
昔の写真などで見たことがある人なら、「あれ、ないぞ?」となるかもしれません。
佐多岬の先には御崎神社も
今回の佐多岬では、展望台だけではなく、途中にある御崎神社にも寄ってみました。
佐多岬らしいガジュマルやソテツが生い茂る遊歩道を歩いていくと、その中に神社があります。
本土最南端らしい南国感のある神社で、境内にはちょっと気になる「仁王像の頭部」もありました。
佐多岬の自然だけではなく、こうした歴史や文化が残っているのも面白いところです。
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さらに先には灯台守の官舎跡も
そして、佐多岬のさらに先には、かつて佐多岬灯台を守っていた人たちが暮らしていた灯台守の官舎跡も残っています。
佐多岬灯台そのものは沖合の大輪島にあり、現在は一般の人が島へ渡ることはできません。
でも、その手前には灯台守が暮らしていた石造りの官舎跡が残っています。
石壁や窓枠跡、「燈臺局所轄地」と刻まれた石柱などを見ることができました。
佐多岬展望台だけを目的にすると通り過ぎてしまいそうな場所ですが、こういう遺構を見るのも好きなので、個人的にはかなり気になる場所でした。
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佐多岬はとにかく遠い
改めて来てみて思ったのが、とにかく遠い(笑)。
空港からも遠く、鉄道駅もありません。
鹿児島市方面から見ると、大隅半島の先端までかなりの距離があります。
鹿児島では大隅半島を「陸の孤島」なんて言うこともありますが、実際に佐多岬まで来てみると、その言葉がちょっと分かる気もします。
佐多岬へ向かう道中には、廃墟や廃ドライブインなど、時代を感じさせる建物もちらほら。
観光地へ向かっているというより、だんだん人里から離れていくような感覚があります。
それでも来てみると面白い佐多岬
正直なところ、
「ぜひ全員行ってください!」
と強くおすすめする場所ではありません。
何しろ遠いです(笑)。
ただ、本土にいながら、亜熱帯の植物が生い茂る道を走り、南国らしい風景の中を歩いて、日本本土の最南端まで行ける。
この独特の雰囲気は、佐多岬ならではだと思います。
高校生の頃は、お金がなくてトンネルの手前で引き返してしまった佐多岬。
今回は無料になった佐多岬ロードパークを通り、昔は行かなかったその先まで歩いてみました。
昔の記憶と今の佐多岬を比べながら歩いてみるのも、なかなか面白いものです。
遠いけど、機会があれば一度くらい行ってみてもいいかもしれません。
本土最南端、佐多岬。
久しぶりに訪れてみました。
訪問日:2021年10月


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