福岡県北九州市の小倉駅に、ちょっとだけ立ち寄りました。
今回は用事があって来ただけなので、滞在時間はわずか10分ほど。
ほとんど素通りに近かったのですが、短い滞在の中で、足元にちょっと気になるものを見つけました。
歩道に「参勤交代往還路」

小倉駅前の歩道に文字が埋め込まれています。
よく見ると、歩道に一文字ずつ「参勤交代往還路」と刻まれた石が埋め込まれていました。
「参勤交代」といえば、江戸時代に各地の大名が江戸と領国を行き来した制度。
「参勤交代往還路」とは一体何なのでしょう。
参勤交代往還路とは
江戸時代、各地の大名は参勤交代によって領国と江戸を往復していました。
その際に利用された街道や道筋が、いわゆる参勤交代の往還路です。
小倉も、江戸時代には小倉藩の城下町として栄えた場所。
現在の小倉駅周辺も、当時から人や物が行き交う地域でした。
もちろん、現在の小倉駅前を見渡しても、江戸時代の道がそのまま残っているわけではありません。
目の前にあるのはビル

実際に「参勤交代往還路」の文字がある場所に立って周囲を見渡してみても、目の前にあるのは現代のビルや駅前の街並み。
江戸時代の街道らしい雰囲気は、ほとんど感じられません。
歴史の舞台だった道も、時代が変われば街が姿を変え、道路や建物に置き換わっていきます。
そんな現代の街の中に、かつてここを人々が行き交っていたことを伝える痕跡が、ひっそりと残されていました。
小倉駅の足元に残された歴史
今回は本当に短時間の滞在で、小倉駅周辺をじっくり歩いたわけではありません。
それでも、たまたま足元に目を向けたことで、「参勤交代往還路」という歴史の痕跡を見つけることができました。
今ではビルが建ち並び、多くの人が行き交う北九州の主要駅。
その足元に、江戸時代の往来を伝える文字が残されている。
こういう、開発されて昔の景観が失われた場所に、あえて歴史の痕跡を残しておく粋な計らい、大好きです(笑)。
訪れる機会があれば、立ち止まって見て下さい。


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